加工対応事例Case study
部品接着時の貼りズレをなくしたい!
目的 | 部品を貼る作業効率を下げないで貼りズレをなくす |
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機能 | 貼り合わせ部品の位置合わせを行いながら、両面テープの剥離紙を剥ぎ取る |
加工のキモ | 剥離紙が製品内部に残ってしまう事による作業効率の悪化を予防した加工品に |
お客さまが抱える課題
樹脂成型品を両面テープで固定する際に位置がズレて貼りにくい!
樹脂のパーツ(成形品)は背面に両面テープを貼って固定しているが、製品形状が長く両面テープが剥き出した状態で位置を合わせようとした場合、粘着面がボディーに付着し作業性が非常に悪かった。
課題解決のポイント
両面テープに剥離紙をつけたまま位置を合わせ、その後に剥離紙を剥ぐことができないか?
両面テープの接着面が剥離紙で覆われている状態であれば、成形品とボディーが付着しないため、位置合わせがしやすくなる。
では、剥離紙をつけたまま位置を合わせ、その後に内部の剥離紙を除去できないか?を検討。
樹脂パーツの横から飛び出た「つかみしろ」を引っ張って剥離紙を除位!
位置合わせをした樹脂パーツの横から剥離紙の先端が飛び出すような仕様での加工品を提案。この事により作業性を向上させながら貼りズレの予防を両立させる事に成功。
剥離紙が途中で千切れて樹脂成型品の内部に残ってしまうのを予防するため、剥離紙をガラス繊維で補強している。